単発式、蓄熱式2台のロングパルスアレキサンドライトレーザーを用いて、脱毛を行います。自費診療となります。
レーザー光に反応した毛根周囲のメラニンを燃やすことにより、毛根が破壊され、発毛しにくくなります。毛の成長が休止している毛根には効果がないため、1〜2カ月ほど間隔を空け、4〜5回の治療が必要になります。男性のひげ脱毛では最低10回必要と言われています。日焼けした肌への照射は好ましくないので、腕、すねの脱毛は夏には避けたほうが無難です。
顔、腋、ビキニライン以外の脱毛は色素沈着が残る可能性があります。単発式での施術の場合は、初診時に1か所試し打ちを行い、1週後に、色素沈着が残らなかった方のみに施術をさせていただきます。男性のひげ脱毛の場合も試し打ちは必要です。蓄熱式希望の方も単発式を部位により併用する可能性があるので、単発式での試し打ちをしたほうが良いでしょう。色素沈着が残ったら、半年ほどは消えないことをご了解ください。
単発式では強いレーザー光で瞬時に毛根を燃やします。輪ゴムではじかれたくらいの痛みがあります。蓄熱式では弱いレーザー光でじっくりと燃やします。痛みはわずかです。
介護脱毛を希望される方が、40歳代、50歳代の女性に増えています(当院では原則、男性への施術はしておりません)。「介護脱毛」とは将来、自分が介護される立場になった時のために、あらかじめデリケートゾーンの脱毛をしておくことです。長いアンダーヘアーには排泄物や汗などが付着し、不潔になります。おむつ交換時など介護を受ける人が周りに迷惑をかけて申し訳ないと感じることになります。そのため、介護が必要になる前にアンダーヘアーを処理しておこうと考える人が増えています。レーザー脱毛は白毛になってしまったら効果はありません。「介護脱毛」を希望される場合はアンダーヘアーが黒い40〜50歳代のうちに施術を受けておく必要があります。
日焼けした肌にはレーザー照射できません。日焼けが収まってから治療を行います。
レーザー脱毛前は毛抜き、毛の脱色はしないでください。
前日に脱毛する部位の毛を剃って来院してください。
男性へのメッセージ
ひげ脱毛以外にレーザー照射には美肌効果があります。以下の動画をご参照ください。
ひげ脱毛後もレーザー照射を続けよう
Q&A
Q:蓄熱式脱毛は無痛なのですか?
A:蓄熱式脱毛は無痛脱毛としばしば言われています。しかし、個人差、部位差があり、軽いピリピリ感を気にされる場合があります。痛みが強い場合は照射量を調整します。
Q:アトピー性皮膚炎の人は脱毛出来ませんか?
A:ロングパルスアレキサンドライトレーザーで脱毛をするとアトピー性皮膚炎のかゆみが減少するという報告があります。問題なく、脱毛出来ます。
Q:毛の多い、少ないで施術回数は異なりますか?
A:毛周期が関係していますので、毛の多少にかかわらず、4〜5回の治療が必要になります。エステでの脱毛で少しは毛が減ったけれども、結果が不満で来院される方がおられますが、その場合も4〜5回の治療が必要です。
Q:腋の脱毛後、汗が増えるということはありますか?
A:腋毛は汗を吸収します。毛が無くなった分だけ、汗が滴り落ちやすくなります。発汗量が増えるわけではありません。
Q:腋の臭いに悩んでいます。脱毛により臭いが減ることはありますか?
A:臭いが減るという報告があります。発汗量を減らすには別の治療が必要です。