まずは腫瘍の切除後の、単純な縫合です。
例えばホクロがあります。





メスで紡錘型に切除します。






皮膚の欠損部が出来ます。





縫合します。




線状に痕が残ります。








次に巾着縫合です。やはり、ホクロがあるとします。






メスで丸く切開し、切除します。



皮膚の欠損部が出来ます。



巾着状に糸を通します。点線の部分は皮膚の中に縫いこんだところです。




糸を締めます。皮膚の欠損部は縫い縮められます。少し隙間を空けて、肉が盛り上がり、皮膚が張るのを待ちます。糸は1週ほどで抜きます。


術後2週ほどで皮膚が張りました。3ヶ月ほどは赤みが残りますが、その後、目立たない痕になります。単純縫合よりも、こちらのほうが美容的です。









次に、脂肪腫、アテローム(粉瘤)の手術です。
皮膚が盛り上がっています。

メスで、盛り上がっている部分の皮膚を少し残し切開します.。


脂肪腫なら脂肪細胞塊、アテロームなら嚢腫を取り出します。紡錘型の皮膚欠損部が出来ます。


単純に縫合します。


線状に痕が残ります。











脂肪腫、アテロームも美容的に手術してみましょう。




盛り上がっている部分の中央に穴を開けます。






脂肪腫なら脂肪細胞塊、アテロームなら嚢腫を穴から引きずり出します。盛り上がっていた部位は平らになります。




縫合します。



小さな痕が残ります。これがくり抜き法です。









次は白斑の手術療法です。1mm点状植皮と言います。

白斑があります。


直径1mmの穴を複数開けます。



下腹部から同じように直径1mmの皮膚を採取し、白斑部の穴に埋めて、テープで固定します。


1週後に、テープを剥がします。
生着した皮膚片には正常な色素細胞が含まれています。
皮膚片を採取した下腹部の傷には湿潤療法を行います。痕はほとんど目立たなくなります。


色素を持った部位が次第に拡大します。ほとんどの場合、術後に紫外線療法を併用します。
色素が増えず、、うまくいかない場合もあります。












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主な手術方法の説明